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放射線(放射能)の単位は?

シーベルト、ベクレルって何?


先ほども出てきました、例えばこんなの
0.46μSV/h(れーてんよんろくまいくろしーべるとぱーあわー)

こういった“単位”というものは、見たり聞いたりするだけで嫌悪感を抱く事も多いのですが、残念ながらこれから説明する“シーベルトとベクレル”についてはきちんと理解することが必要です。

これらの単位を正しく理解する事で、テレビや雑誌などで発表される各種の数値が初めて正しく理解出来る様になり、それが、自分や、自分の大切な人々を正しく放射線の影響から守る事につながるからです。

シーベルト(Sv):放射線の“人”への影響を表す単位
ベクレル(Bq) :放射能(放射線を出す能力)の単位


ベクレルとシーベルト

他にも、グレイやらキュリー他、いろいろな単位があるのですが、現在、よく聞くのはこの二つです。
ですから、最低限、このシーベルトベクレルを覚えましょう。

テレビや雑誌の情報等も、
人への直接的な影響度合いを伝えるために、行政から発表されている空間線量の単位には「シーベルト」。
野菜やお茶、牛乳、そして土壌や水が汚染されている事を伝えるのには「ベクレル」が使われていると思います。

“人への影響(ダメージ)”を測るのはシーベルト(Sv)
“モノの汚染度”を測るのはベクレル(Bq)


と覚えると分かりやすいかもしれません。

ちなみにシーベルトを使う際によく
マイクロ(μ)シーベルト
ミリ  (m)シーベルト
といった単位と一緒に使われますが、これは、

1シーベルト(Sv)=1,000ミリシーベルト(mSv)=1,000,000マイクロシーベルト(μSv)

となります。
(実際には、1シーベルトとなると身体への影響が大きすぎる数値となるので、普通“ミリ”や“マイクロ”が使われます)。

また、シーベルトを使う際は時間単位で表す事が多く、よく使われるのは、一時間(hour)辺りの放射線からの影響を表す“/h”(ぱーあわー。“毎時”と読んでも良いです)を付けます。

これは速度を表す際の“時速50Km(50Km/h)”などと同じですね。

例えば、私の住んでいる千葉県流山市の場合、庭(高さ1mの空間線量)で毎時0.5マイクロシーベルト(μSv/h)程度の放射線量となります。
これは、私が、庭で1時間、例えば“水撒き”をした際に浴びる放射線の量が0.5マイクロシーベルト(μSv)になると言う事です。

ベクレルの場合も同様に、ある決まった量辺りの数値として考えるため、1リットル辺りを表す“/L”、1キログラム辺りを表す“/kg”といったものと一緒に使われます。

例えば、「千葉県柏市は10日、市内の清掃工場で発生した焼却灰から、1キログラム当たり7万ベクレルを超える放射性セシウムを検出したことを明らかにした。(毎日新聞 2011年7月10日から)」。
これを記号で書くと、70,000Bq/kgと言う事になります。

ここで復習の為に、放射線と放射能と言う言葉との対比表をあげておきますね。
ベクレルとシーベルト、放射線と放射能のまとめ

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