どうしてそれでも原発なの?
東京電力のホームページを見ようと考えましたが、いろいろと大人の都合があるだろうと考え、関西電力のホームページから。
「なぜ原発なのか?」の理由を探してみました。
原発は、CO2を出さない(1)「環境にやさしいクリーンなエネルギー」なのだそうです。
また、「原発の燃料となる“ウラン”は(2)プルトニウムの利用により、数倍から数十倍利用年数が延びます。((3)高速増殖炉での利用を含む)」
なのだそうです。
他にも、(4)「日本のエネルギー自給率は4%」、「自然(太陽光、風力、地熱などの)エネルギーなどとは違って(5)安定供給が実現出来る」のだそうです。
http://www1.kepco.co.jp/gensi/index.html
でも、、、
(1)少なくとも、“環境にやさしいクリーン”なエネルギーだなんてもう誰も信じていません。
温暖化の要因と言われるCO2を出さない(※)代わりに膨大な量の熱を海に放出し、それよりなにより大量の死の灰(放射能)を出すのですから・・・。
(2)地獄の王プルトーの名を冠した“1グラムで、数百万人を殺すことができる”と言われるプルトニウムの事でしょうか?
(東京電力は2011年3月28日に福島原発の周りに微量のプルトニウムが漏れ出している事を公に認めました。)
(3)高速増殖炉とは、国家予算規模のお金を投入し20年の歳月を掛けても、事故ばかりで未だ実用の目途が立たない“もんじゅ”の事でしょうか?
そもそも燃料にプルトニウムを使う危険性と装置の制御の難しさゆえに、他の先進国が軒並み撤退するなか、日本だけがまだ諦めていない状況なのです(2011年8月追記。正確には諦めた模様です。運用は2050年からと先送りにされました)。
この高速増殖炉は構造的にも他の原発に比べて“地震に弱く”、地震国である我が国にとっては、まさしくいつ何どき暴れ出すか分からない“地獄の王プルトー”を国家予算を浪費して飼っているとさえ言えます。
少し話しが逸脱しますが、この増殖炉では、“核兵器”を作る為に必要なレベルと同等に純度の高いプルトニウムを利用しなくてはなりません。
一説には、非核三原則に縛られる我が国が“形を変えた核兵器を保持する為”にこの危険な高速増殖炉を維持しているのではと言われています。
(4)次世代のエネルギー資源と言われるメタンハイドレート(天然ガスの一種)。日本近海は世界有数のメタンハイドレート埋蔵量を誇っていると言われています。今はまだ、採掘方法が確立されていませんが、日本と言う技術大国が真剣に事に当たれば必ず解決出来るはずです。これによって日本は一躍エネルギー大国になれる可能性があると言われています。
(5)安定供給出来るはずの原発ですが、たびたび大きな事故を起こしたり、そもそも福島の原発事故とは関係のない関西電力までが節電15%を要求するなど、不安定供給状態を暴露しています。
と、簡単に私ごときに論破されてしまう様では、まったくお話になりません。
と言うわけで、ここからは本当の理由を記載します。
まず、そもそも、電力会社も原発が効率的な発電の仕組みだと思っていないそうです。
先ほどの発電方法別の電力コストを見てもそれは明らか。
つい先ごろも、某電力会社幹部が「電気事業が自由化となった場合、原発なんかやらない」と発言したとかしないとか。
では、なぜ?
それは、“国”が原子力発電を“推進”しているからです。
国は原子力発電を推進する為にこんな“法律”を作りました。
・原発を受け入れた自治体には、莫大な交付金が支給されます。
・原発で作った電気は、“通常よりも高く”売る事が出来ます。
こんな“法律”を作ってまで、国は原発を推進しているのです。
思えば、福島第一原子力発電所の事故の際、東電幹部の方々が、一様に他人事の顔をしている様に見えたのも、今は理解できる気がします。
「危険なのは始めから分かってるのに“原発を推進しているのは国”でしょう?俺達のせいじゃないよ」これが東電を含めた電力会社の本音だったのでしょう。
では、なぜ国が危険且つ高価な原子力発電を推進するのでしょうか?
正直、この理由についてだけは、未だ私は理解出来ないでいます。
・・・先ほどもすこしだけ触れました。
そう、国が原子力を推進する理由は「核兵器」を保持したいが為、と言われています
唯一の被爆国である我が国が、、、。
中国や北朝鮮との軍事バランスの為でしょうか、、、。
実際には、もっと別のところに問題がある様に感じています。
、、、機会があれば、更に調べてみようと思います。
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