なぜ子供の被ばくが危険なの?
子供は大人に比べて細胞分裂が盛んです。
日々、すくすくと成長しているのですから当たり前と言えば当たり前ですよね。
(うちの三男は今年3歳ですが、毎日会っているにも関わらず、その成長ぶりにはホント驚くことばかりです!)
それこそ、最初は卵子と精子の一対の細胞が、たった1年の間に3兆もの細胞となって人が生まれるのですから。
しかし、細胞分裂が盛んと言う事は、傷ついた細胞も同様に増えるスピードが速いと言う事。
ゆえに基本的に子供は小さければ小さいほど、放射線に対する危険度は高くなります。
成長が盛ん=危険(放射線感受性が高い)
と覚えて頂ければほぼ間違いありません。
大人である30代を基準にすると、乳幼児のガンは、放射能の影響が甚大な白血病を“除いても”危険度は“4倍”になるそうです。
http:// www15.ocn.ne.jp/~honpo/info/hoshano-osen.doc
思い出して下さい。
“大人のみ”入る事が許される「放射線管理区域」の基準値は0.46μシーベルト/h以上です。
既に一生の半分を使ってしまった大人の生命よりも、ずっと先の未来を担う大切な大切な子供の生命です。
ですが、敢えて“生命の価値”は同等と判断をしたとしても、子供は0.46/4で0.12μSV/h以上の放射能に汚染された区域には立ち入らせるべきではないないはずなのです。
参考)
2011年7月現在、我が国が定める放射線量の上限値は年間20mシーベルト。
これを時間に直すと、20/8760(1年間を時間に換算)x1000(mをμに変換)=2.3μシーベルト/h
(ちなみに、文科省はこれをひねくり回して計算し、屋外では3.8μシーベルト/hまで大丈夫と言っています)
3.8>2.3>>>>0.12 そう、現実は約20~30倍甘い基準値となっているのです。
毎日新聞 2011年05月25日より抜粋
国が示した福島県内の幼稚園や小中学校の校庭の放射線量の上限値(年間20ミリシーベルト)に不安の声が広がっている。100ミリシーベルト未満の被ばくだと目に見える発がんリスクの増加はないとの見方も政府は示しているが、大人より放射線の影響を多く受ける子どもには配慮が必要だ。被ばく量をできるだけ減らすのは健康を守る大原則である。
国の基準値の根拠は国際放射線防護委員会が3月に出した「非常事態が収束した後の一般公衆における参考レベルとして、1~20ミリシーベルト(年)の範囲で考えることも可能」という声明だ。当初から、長期的影響や内部被ばくが考慮されていないとの批判はあった。そもそも平常時の一般人の年間被ばく量限度は1ミリシーベルトだ。国が示した上限値は放射線管理区域の安全基準(5ミリシーベルト)と比べても4倍緩い。これまでに原発作業員で白血病などの労災認定を受けた人の最低基準も5ミリシーベルト(年)なのである。
ちなみに私が済んでいる千葉県北西部でも、現状の放射線量から推測すると年間5ミリシーベルに近く被ばくすることなります。
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